「酸化」はよく聞くけど「糖化」？それぞれの違いとは？

今回はお肌を老化させてしまう原因について考えたいと思います。以前から肌の老化は酸素が体内の物質との結合によりできる「活性酸素」が肌にダメージを与えると考えられていました。これ自体は間違いではなくその通りなのですが、実は活性酸素は本来は体内の細菌やウィルスを駆除し、細胞の老廃物を処理したり、血液の循環を助けたりと、とても役に立つ物質なのです。問題は「量」なのです。活性酸素が増えすぎると、皮脂や脂肪と結びつき、体のサビとなり様々な悪影響を与えるのです。では糖化とは何なのでしょう？それはいつも口にしている炭水化物や合成甘味料などに含まれる糖がタンパク質と結合する「糖化」の方が実はお肌のダメージになるそうなのです。タンパク質と糖化した糖は「ＡＧＥ」とよばれるものになり、肌の弾力を奪い、シワやシミ、たるみの原因となるのです。このＡＧＥという成分は分かりやすいイメージだと、体内で砂糖がカラメルのように焦げつくといった感じです。体中がこの焦げつきだらけになると思うとすごく怖いですよね。ですが糖自体は体に必要不可欠な成分です。ではどうすればこの糖化とうまく付き合えるのでしょうか？

食べ物の組み合わせで糖を味方につける！

ＡＧＥも活性酸素と同じで、とりすぎなければ良いわけです、ではどうすればいいか？それは糖が少ない食品と組み合わせれば良いのです、そうする事で必要な当分を吸収し、過度な糖化でＡＧＥが大量に増えるといった流れが防げるのです。低ＡＧＥ食品はホウレン草、キャベツ、ナス、ピーマンなどの野菜類や玄米、パスタ、納豆、豆腐などが挙げられます。逆に高ＡＧＥ食品では、白米、パン、うどんなどの炭水化物や、じゃがいも、ニンジンもＡＧＥを多く含んでいます。以外にも炭水化物の中でもパスタは低ＡＧＥのようです。キレイな体と体内作りの為にも、栄養のバランスだけでなく、ＡＧＥのバランスを見直すのも美と健康の秘訣のようです。インターネットで「ＡＧＥ」「表」などで検索すれば簡単その食品のＡＧＥ値がわかります。多すぎるのでここで紹介できないのが残念ですが。

ちなみに血糖値が上がりすぎると、それを落ち着ける為に大量のインスリンが分泌され、それが脂肪を蓄えやすくしてしまうそうです（汗　　なのでＡＧＥ値のバランスを考えた食事が、健康やダイエットなど全てのものに通じてくるのです。普段何気なく口にしている食べ物ですが、それぞれ様々な成分があるので、一度食生活を振り返り、見直す事をお勧め致します。

最後に

ここまで、糖化やＡＧＥ値、酸化など体内で起こっている変化について書いてきましたが、糖や酸素は体には必要不可欠です。何が言いたいかというと、「とりすぎ」が体に負担をかけてしまうので、バランスよく摂取し、うまく付き合う事が大事だということです。そうする事で、普段の食事を楽しく、更に体にも良い最高の状態にする事ができるのです。過剰に心配するものではありませんので、摂りすぎたら減らす工夫を、不足しがちなら摂取する工夫を、毎日の積み重ねや計画を立てて是非理想の食生活を実現しましょう。

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